玉置浩二 in HONGKONG11月13日(金)、香港を舞台に開催された「…
玉置浩二×オーケストラ
香港の輝きの中に降り注ぐ祝祭の響き
11月13日(金)、香港を舞台に「玉置浩二プレミアムシンフォニックコンサート」が開催された。本公演は、玉置自身が“音楽の宿命的出会い”と謳い、日本国内でオーケストラとの競演に挑んだ舞台の海外初公演。そして、この夜の香港シティポップスオーケストラとの競演は、玉置浩二の香港デビュー30年周年に相応しい祝祭のステージとなった。
会場は香港最大級のアリーナ、ASIA WORLD EXPO ARENA。開演前から座席を埋め尽くした8000人の観客の熱気が、玉置浩二とオーケストラとの競演を香港のファンがどれほど期待をしていたかを物語る。舞台に香港シティポップスオーケストラが登場し、Chiu Tsang Heiの指揮による序曲の演奏が始まる。
序曲は今回の香港公演のために香港の作曲家が書き下ろした作品。玉置浩二の名曲群から構成されたドラマティックな演奏が披露される。そして、序曲のフィナーレを飾る「あこがれ」の旋律の中で玉置浩二がステージに登場。アリーナの大空間に拍手と歓声が轟いた。続く「ロマン」では、オーケストラの響きに華麗に調和した玉置浩二の歌声に、香港の観客は早くも興奮状態に。そして、香港公演独自のオーケストラ作品、「夢のつづき」の流麗な演奏が始まると、その興奮は最初の頂点を迎えた。次曲「あなたに」も香港のファンのためだけに玉置が選択し、この会場で初めて披露された曲。玉置の想いに応え、自在に彼の歌声と調和するオーケストラの演奏、観客はその運命的競演の虜となった。
第二部は「田園」「恋の予感」と珠玉のヒットパレードを構成。そして、香港公演ならではの特別な作品、「行かないで」で公演は最大のピークを迎えた。香港では「李香蘭」の名前で親しまれている曲、後半に玉置が広東語でサビを歌うと、会場は割れんばかりの拍手と歓声で演奏が聞こえなくなるほどの喝采を受けた。第二部最後の曲、「コール」が終わっても、興奮は冷めやらず、アンコールには「悲しみにさよなら」「夏の終わりのハーモニー」を披露。観客と一体となった玉置とオーケストラとの夢の宴はその幕を下ろした。玉置自身が香港のファンに捧げた全21曲。香港の夜の輝きのなかで、玉置浩二とオーケストラとの響きが香港最大級の音楽空間に降り注いだ。
香港デビュー30年周年を飾る祝祭の大舞台を終えた玉置浩二。来る12月8日は、東京国際フォーラム公演を開催。共演は大友直人指揮東京フィルハーモニー管弦楽団(チケットはすでに完売)。さらに、祝祭の舞台は2016年1月から始まる「KOJI TAMAKI PREMIUM SYMPHONIC CONCERT -CURTAIN CALL-」(全国6公演)へと続く。
輝きを増して歌い続ける玉置浩二と名門オーケストラとの競演。まさに音楽の祝祭というべき舞台が、新しい季節の日本の音楽シーンを彩る。
◎公演情報
billboard classics「KOJI TAMAKI PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2015-THE FINAL-」
2015 年12 月8日(火)東京国際フォーラム ホールA ※SOLD OUT
チケット:全席指定 SS12,000円 S10,000円、A8,000円(税込)
◎公演情報
「KOJI TAMAKI PREMIUM SYMPHONIC CONCERT –CURTAIN CALL-」
BRILLIANT NIGHTS FOR THE NEW WORLD
[東京公演]2016年1月24日(日)Bunkamuraオーチャードホール
[札幌公演]2016年2月1日(月) ニトリ文化ホール
[名古屋公演]2016年2月5日(金)名古屋センチュリーホール
[大阪公演]2016年2月24日(水)25日(木) フェスティバルホール
[福岡公演]2016年4 月5 日(火)福岡シンフォニーホール(アクロス福岡)
★追加公演
[西宮公演]2016年2月28日(日)、3月21日(月・祝) 兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール