REPORT

Salyu with 小林武史 Premium Symphonic Concert 西宮公演レポートオーケストラと一体化した舞台動画を公開!

秋の一夜、フルオーケストラの音色をまとい兵庫県立芸術文化センターに響き渡った
Salyuの歌声と小林武史のピアノ。

Salyu&小林武史による初のフルオーケストラコンサート、
10月4日の西宮での初日公演を舞台動画とともにレポートします。

MOVIE

SCHEDULE

西宮:2015年10月4日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホール 17:00開演(16:15開場)

Salyu &小林武史による初のフルオーケストラが実現

 10月4日、現代の日本のクラシック音楽演奏の中心のひとつ、兵庫県立芸術文化センターで初日を迎えた『Salyu with 小林武史 プレミアム・シンフォニック・コンサート』。Salyuの唯一無二の世界観を内包した歌声が、小林のリリシズムあふれるピアノと合わさり、オーケストラの音色と絡まりどのような音楽を創出するのか。音楽ファン待望の公演がついに幕をあけた。

 日本のポップス音楽の第一人者として幅広い音楽活動を展開しSalyuのプロデューサーも手掛ける小林武史が、自身ピアニストとして出演する今回のフルオーケストラとの公演前に、以下のコメントを記している。

“もともとSalyuの声や歌を称して、「素晴らしい楽器のようだ」と言われることが多かったですが、オーケストラとの相性も含めて、生楽器の音の響きとSalyuの声、そして音楽を、その共振や共鳴を、存分に味わえるコンサートになると思っています。”

 兵庫芸術文化センター管弦楽団に続き、欧州で活躍中の指揮者、栁澤寿男が颯爽と登場し、これから始まるコンサートの全容が予感される序曲がオーケストラによって奏でられる。曲が鳴り止み、ステージの左手からSalyuが、その反対からピアノに向かう小林が登場し、ついに始まる初めての音楽体験に少し緊張気味な観客の見守る中、Salyuがマイクを手に取る。

 プログラムの一曲目は「VALON-1」。ストリングスが静かに滑り出し、小林のピアノがその音に重なっていく。Salyuの歌声が加わり、三者一体となった音楽がオーケストラの厚みを増しながら熱量を増していく。彼女の声は管弦楽の響きとの親和性が抜群に良く、それぞれの楽器が気持ちよさそうにそこに寄り添っている。二曲目、小林のアップテンポなピアノとパーカッションの刻むリズムで始まった「新しいYES」は、きらびやかに変化する照明に照らされるホールの中で、トランペットやホルンと張り合うようにSalyuの透き通った歌が歌われる。続く曲、編曲者の素晴らしいオーケストラアレンジにより生まれ変わった曲をSalyuと小林がいつくしむように紡いでゆく。そして一部最後の曲、「アイニユイケル」で観客の興奮は最高潮となった。小林のピアノに支えられるようにして静かに歌いだすSalyu、栁澤の指揮のもと少しずつオーケストラが参加していき、響きが重なり大きくなっていく。

 休憩をはさんで第二部が開始。小林がSalyuのために選曲したドビュッシー「月の光」の管弦楽版がしっとりと奏されたのち、Salyuの世界観を照射した作品群が続く。「landmark」でのシリアスなピアノとオケのアレンジ、「風に乗る船」では牧歌的でやさしいアレンジと、編曲チームがSalyuの音楽の特性をとらえ、そこから曲を膨らませていったことがわかる。「Lighthouse」では照明が灯台のようにまるい光で客席をやさしく照らし出し、コンサートの効果を引き立てる。アンコールの最後は「to U」。客席には涙をながす観客も。是非自分の耳で確かめてほしい。

 「Salyu with 小林武史 プレミアム・シンフォニック・コンサート」はこの後、東京と川崎で開催。日本のトップ指揮者&オーケストラが奏でる東京&川崎公演で、この特別な音楽空間がさらどう深化を遂げていくのか。クラシックとポップスをというジャンル越えた全ての音楽ファンにとって、新しい音楽体験となるに違いない。

PROFILE

Salyu

Salyu

2000年、Lily Chou-Chouとして2枚のシングルと1枚のアルバムをリリースする。
2004年、小林武史プロデュースのもとSalyuとしてデビュー。以降17枚のシングル、5枚のアルバム、1枚のベストアルバムをリリース。‘11年には、「salyu × salyu」として小山田圭吾との共同プロデュース作品「s(o)un(d)beams」を発表し、数多くの海外フェス出演により国外でも注目される。 ‘14年はSalyuとしてデビュー10周年を迎え、‘15年4月には3年ぶりとなるアルバム「Android & Human Being」をリリースし、それを引っ提げた全国ツアーが大盛況のうちに幕を閉じた。その後、自身初となる台湾公演も行い、チケットは完売となるほどの大きな話題を集めた。

小林武史

小林武史

音楽家、音楽プロデューサー。80年代からサザンオールスターズやMr.Children、レミオロメンなど日本を代表する数多くのアーティストのレコーディング、プロデュースを手がける。90年代以降、映画と音楽の独創的コラボレーションで知られる「スワロウテイル」「リリイ・シュシュのすべて」など、ジャンルを越えた活動を展開。映画音楽も多数手がける。2003年には「ap bank」を立ち上げ、自然エネルギーや食の循環を目指していく試みなど、さまざまな活動を行っている。2017年に宮城県・牡鹿半島を中心に行われる「Reborn-Art Festival 2017」(http://www.reborn-art-fes.jp)の実行委員会、制作委員会の委員長に就任した。

栁澤寿男(指揮)

栁澤寿男(指揮)

 旧ユーゴを中心に活動する日本人指揮者。05-07年、マケドニア旧ユーゴ国立歌劇場首席指揮者。07年、国連暫定行政ミッション下のコソボフィル響首席指揮者に就任。同時に、サンクトペテルブルグ響、プラハ響、フラデツクラロヴェ響、西ボヘミア響、サラエボフィル、ベオグラード国立歌劇場、セルビア放送響、アルバニア放送響などに客演。07年、旧ユーゴの民族共栄を願ってバルカン室内管弦楽団を設立。09年、コソボ北部ミトロヴィッツァで国連開発計画、国際安全保障部隊、コソボ警察の尽力を得て開催された民族混成オーケストラによるコンサートは奇跡のコンサートとも言われ、日本の高等学校教科書「世界史A」(実教出版)にも記載されている。10年、ニューヨーク国連総会に付随するイベント「バルカン・リーダーズ・サミット」で演奏。11年、ウィーン楽友協会公演を実現。15年、World Peace Concertをスタートし世界各地でコンサートを行っている。国内では、新日フィル、日フィル、東フィル、東響、都響、シティフィル、札響、仙フィル、群響、名フィル、京響、大フィル、兵庫芸文管、日本センチュリー響、九響、アンサンブル金沢などに客演。現在、バルカン室内管弦楽団音楽監督、コソボフィル響首席指揮者、ベオグラード・シンフォニエッタ名誉首席指揮者、ニーシュ響首席客演指揮者。書籍に「バルカンから響け!歓喜の歌」(晋遊舎)。

©木之下晃

兵庫芸術文化センター管弦楽団

兵庫芸術文化センター管弦楽団

阪神・淡路大震災からの復興のシンボルとしてオープンした兵庫県立芸術文化センターの専属オーケストラとして2005年9月に設立。楽団員の在籍期間は最長3年。日本をはじめ、ヨーロッパ、アメリカなどでオーディションを行い、世界各地から将来有望な若手演奏家を集め、様々な公演を通じオーケストラ奏者としての経験を積み、優秀な人材を輩出するアカデミーの要素も持つ、世界でも類を見ない新しいシステムのオーケストラである。芸術監督は世界的に活躍する指揮者である佐渡裕が創設時より務め、地元に愛されるオーケストラとして地域に密着した活動を行っている。定期会員数は4,900名を超え、定期演奏会の回数は9回27公演と国内でもトップクラスである。その他、名曲、ファミリー、ポップス等のコンサートや室内楽シリーズ、県内中学1年生を対象とした「わくわくオーケストラ教室」、毎年夏の芸術監督プロデュース・オペラでの演奏など、多彩な活動を展開している。2006年関西元気文化圏賞ニューパワー賞、2011年神戸新聞平和賞受賞。通称PAC(パック)オーケストラ。http://hpac-orc.jp

DETAIL

主催 ビルボードジャパン
後援 米国ビルボード、FM802
協力 読売テレビ、Kiss FM KOBE

企画制作

ビルボードジャパン、兵庫芸術文化センター管弦楽団

開催日時
会場

西宮:2015年10月4日(日) 兵庫県立芸術文化センター大ホール 17:00開演 
出演 Salyu、小林武史
指揮 栁澤寿男
管弦楽 西宮:兵庫芸術文化センター管弦楽団
   

TICKET

チケット料金  7,800円(全席指定・消費税込) 
 ※特製プログラム付
 ※未就学児童入場不可

PHOTOS

世界のクラシック音楽の新しい魅力を導く多彩なパフォーマンスを披露します。