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玉置浩二プレミアム・シンフォニック・コンサート2017 6/10 西宮公演レポート

玉置浩二&指揮者栁澤寿男が奏でる「歓喜の歌」、次回は名古屋公演

西宮公演レポート 
6月10日(土) 兵庫県立芸術文化センター 大ホール 

 圧倒的表現力で現代アジアにおいて至高の歌手と称される玉置浩二。彼が“音楽の宿命的出会い”と信じるフルオーケストラとの共演は、公演を重ねるごとに深化を遂げ、“プラチナチケット”を獲得した国内外の音楽ファンに劇的な感動を与え続けている。
 
 6月10日、芸術文化の発信地である兵庫県立芸術文化センターを舞台に、“THE GRAND RENAISSANCE”と銘打った玉置浩二のオーケストラ公演が開催された。5月の東京文化会館の初日公演の勢いはそのまま。玉置浩二の”現在(いま)“が、シリーズ初共演となる盟友、栁澤寿男指揮ビルボードクラシックスオーケストラとの共演によって熱い勢いは増し、さらなる高みへと到達した。欧州音楽界で活躍中の栁澤寿男、その著書「歓喜の歌」にインスパイアされた玉置が世界平和を祈念して作曲した管弦楽作品「歓喜の歌」。昨年11月に欧州初演(ジュネーブ国連本部公演)を飾り、本年9月にはウィーン・コンツェルトハウスでの演奏も決定している。(栁澤寿男指揮バルカン室内管弦楽団が演奏)
 
 コンサート冒頭に演奏されたのはその「歓喜の歌」。栁澤のタクトに、関西の名手から選抜した特別編成の“ビルボードクラシックスオーケストラ”が呼応する。同作品が醸し出す、東欧の地を彷彿するおおらかで力強い旋律が会場のボルテージを高める。そして、玉置が舞台に登場。鳴り響く拍手に迎えられた玉置は一曲目に、新オーケストラ作品「いつもどこかで」を歌い上げ、早くも観客の心は彼の世界へと連れ去られた。さらに、「夜想」「GOLD」「キラキラニコニコ」とたたみかける玉置の圧倒的パフォーマンス。玉置に息を合わせるオーケストラとステージを艶やかに彩る照明が一体となり、ホールにいるものすべてが深遠な音の波に全身を委ねていく。続く「FRIEND」のせつなく、慈しむような歌声は、終盤の圧倒的なロングトーンへなだれ込み、第一部の大きな幕が下りた。
 
 第二部、ビゼー作曲「カルメン第一組曲」の艶のある音色の余韻から覚めるように、「あこがれ~ロマン」を熱唱。「行かないで」では、ファルセットを巧に駆使した流麗そして強靭な玉置の歌唱が、コンサートマスター森下幸路のむせび泣くソロに迎えられ、祈りに満ちた音となって溢れ出る。そして、第一部で演奏された新オーケストラ作品「プレゼント」「氷点」と共に、本シリーズで始めて披露される至極の名曲「あの頃へ」が、本編最後に相応しいドラスティックな瞬間を創出。玉置の歌唱と、栁澤が導く管弦楽の透き通った響きに、聴衆はそれぞれの人生の“あの頃へ”の想いに運び去られた。
 
 割れんばかりのアンコールの拍手にステージへと呼び戻され、「田園」の旋律が鳴り響く。観客総立ちの沸騰したホールに応え、大きな手拍子と共に舞台の新たな最高潮にたつ玉置浩二。そして、最終曲「メロディー」が奏でられた。聴衆の胸奥を徹する玉置のアカペラは大ホールの音楽空間を満たし、その幸福なる余韻に浸りきった。

 新たな作品を加えて8月まで続く玉置浩二の新しいオーケストラ公演。7/26名古屋公演では、盟友栁澤寿男とビルボードクラシックスオーケストラが再び登壇。圧倒的な舞台となった兵庫公演に引き続き、玉置と共に創造する壮大な音楽に期待が高まる。

また、6月25日23時30分よりNHK BS「玉置浩二ショー」に玉置浩二が登場。玉置の歌声を栁澤の指揮するビルボード・クラシックスストリングスの弦楽サウンドが彩る。

◎番組情報
「玉置浩二ショー」第8回 放送決定!
NHK BS プレミアム  6月25日(日)23:00〜
出演:玉置浩二、安全地帯、小野リサ、沖仁、村松崇継、青田典子

◎次回、名古屋公演情報
名古屋:7月26日(水)愛知県芸術劇場大ホール 19:00開演
指揮:栁澤寿男
管弦楽:ビルボードクラシックスオーケストラ
(問) サンデーフォークプロモーション 052-320-9100 (10:00~18:00)

PROFILE

玉置 浩二

玉置 浩二

1958年生まれ。北海道出身のシンガーソングライター。1982年バンド「安全地帯」としてデビュー。「ワインレッドの心」、「恋の予感」、「悲しみにさよなら」など80年代の音楽シーンを席巻。ソロ活動で作詞も手がけ始め、「田園」をはじめとする多くのヒットを生み出す。 2012年には、オリジナルレーベル「SALTMODERATE」を発足。安全地帯とソロの活動を並行して行いながら、2014年、7年ぶりとなるオリジナル・ソロ・アルバム『GOLD』、そして同じ時代を共有してきたアーティストの名曲を歌ったアルバム『群像の星』をリリース。2015年・2016年、国内外の主要オーケストラと共演するビルボードクラシックス公演を実施。2016年6月、バルカン特別編成交響楽団に管弦楽作品「歓喜の歌」を謹呈。 同作品は10月、スイス・ジュネーブの国連欧州本部における平和祈念コンサートで演奏され、欧州初演を飾った。

オフィシャルサイト http://saltmoderate.com/

栁澤寿男(指揮)

栁澤寿男(指揮)

 旧ユーゴを中心に活動する日本人指揮者。05-07年、マケドニア旧ユーゴ国立歌劇場首席指揮者。07年、国連暫定行政ミッション下のコソボフィル響首席指揮者に就任。同時に、サンクトペテルブルグ響、プラハ響、フラデツクラロヴェ響、西ボヘミア響、サラエボフィル、ベオグラード国立歌劇場、セルビア放送響、アルバニア放送響などに客演。07年、旧ユーゴの民族共栄を願ってバルカン室内管弦楽団を設立。09年、コソボ北部ミトロヴィッツァで国連開発計画、国際安全保障部隊、コソボ警察の尽力を得て開催された民族混成オーケストラによるコンサートは奇跡のコンサートとも言われ、日本の高等学校教科書「世界史A」(実教出版)にも記載されている。10年、ニューヨーク国連総会に付随するイベント「バルカン・リーダーズ・サミット」で演奏。11年、ウィーン楽友協会公演を実現。15年、World Peace Concertをスタートし世界各地でコンサートを行っている。国内では、新日フィル、日フィル、東フィル、東響、都響、シティフィル、札響、仙フィル、群響、名フィル、京響、大フィル、兵庫芸文管、日本センチュリー響、九響、アンサンブル金沢などに客演。現在、バルカン室内管弦楽団音楽監督、コソボフィル響首席指揮者、ベオグラード・シンフォニエッタ名誉首席指揮者、ニーシュ響首席客演指揮者。書籍に「バルカンから響け!歓喜の歌」(晋遊舎)。

©木之下晃

ビルボードクラシックスオーケストラ

ビルボードクラシックスオーケストラ

ビルボードクラシックスが主宰する新しい音楽を創出に挑む演奏家たちによる特別編成オーケストラ。大友直人指揮福原美穂スペシャル・クラシックコンサート(2014年2月11日フェスティバルホール)では、
その豊潤な響きが観客を魅了した。近年、先鋭的音楽活動が注目されている京都フィルハーモニー室内合奏団を中核に編成。新しい音楽を開拓する意思のもと、関東・関西の主要オーケストラから選抜した俊英演奏家たちが集結。
写真:兵庫県芸術文化センター公演(2014年2月より) 指揮:柳澤寿男

DETAIL

主催 ビルボードジャパン
後援 米国ビルボード
開催日時、会場 西宮:6月10日(土) 兵庫県立芸術文化センター大ホール 16:00開演
出演 玉置浩二
指揮 栁澤寿男
管弦楽 ビルボードクラシックスオーケストラ

 

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世界のクラシック音楽の新しい魅力を導く多彩なパフォーマンスを披露します。