玉置浩二作曲「歓喜の歌」、世界の平和を願い国連欧州本部で演奏
10月18日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で開催された平和祈念コンサートで、玉置浩二氏がビルボードクラシックス公演のために書き下ろした「歓喜の歌」が栁澤寿男氏指揮のもと演奏された。
「歓喜の歌」は、民族紛争を経験した旧ユーゴスラビアの演奏家たちから構成した、バルカン室内管弦楽団の音楽監督・栁澤氏の著書「歓喜の歌」に共鳴した玉置氏が、世界の平和への祈りを込めて作曲した管弦楽作品。日本の国連加盟60年を記念した今回の平和祈念コンサートで欧州初演が実現した。
栁澤氏はコンサートに先立ちジュネーブで記者会見。「(多民族の楽団で)音を作り出すのには信頼関係が必要。この信頼の音色をぜひ聞いてほしい」と語った。バルカン室内管弦楽団による、チャイコフスキーの「弦楽セレナーデ」と共に披露された「歓喜の歌」の平和の音色に、各国外交官ら約300人が聴き入った。
「歓喜の歌」は来年2017年1月より開催される玉置浩二オーケストラ公演のアンコール公演において披露される。
写真:栁澤寿男指揮バルカン室内管弦楽団