Billboard Classics

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尾崎裕哉 PREMIUM SYMPHONIC CONCERT 2018

初の単独フルオーケストラ公演、注目の演奏作品決定!

尾崎裕哉&尾崎豊の名作を
総勢100名余におよぶオーケストラ&クワイアとともに

 

衝撃の2016年11月東京文化会館公演(ビルボードストリングス共演)から約2年、
尾崎裕哉の初の単独フルオーケストラ公演がついに実現する。
舞台は、東京芸術劇場コンサートホール&兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール。
国内屈指の音響空間を誇るクラシック音楽専用ホールで尾崎裕哉の大きな挑戦が始まる。
記念公演では、欧州で活躍中の栁澤寿男指揮による神奈川フィルハーモニー管弦楽団と
日本センチュリー交響楽団のダイナミックで深遠な旋律が、裕哉の音楽の宿命的出会いを導いていく。

尾崎豊作品の唯一の伝承者である尾崎裕哉。
彼自身が選曲した尾崎豊&裕哉作品が管弦楽の響きのなかで新たな生命を纏い誕生する。

★演奏曲全曲決定
尾崎裕哉オリジナル「Glory Days」「始まりの街」「君と見た通り雨」「音楽が終わる頃」
「サムデイ・スマイル」「想像の向こう」「Moonlight」「27」と、
尾崎豊作品「Forget-me-not」 「I LOVE YOU」「僕が僕であるために」
「ダンスホール」「優しい陽射し」「OH MY LITTLE GIRL」ほか

出演:尾崎裕哉 
指揮:栁澤寿男 
管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団、日本センチュリー交響楽団
合唱:ソウルバードクワイア
音楽監督:須藤晃

 

 
 
 
 
 
 
 

公演スケジュール

東京:7月24日(火) 東京芸術劇場 コンサートホール 19:00開演(池袋駅西口より徒歩2分) ※終演
西宮:8月12日(日) 兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール 15:00開演(阪急神戸線 西宮北口駅直結徒歩2分) ※終演

チケット情報

<チケット価格>
チケット:6,500円 ペアチケット12,000円(税込・全席指定)
※特製プログラム付 
※未就学児童入場不可
一般チケット発売    
6月9日(土)10:00発売開始

【西宮公演】
チケットぴあ 0570-02-9999 (Pコード:118-057) http://w.pia.jp/t/bc-hiroya/ 
ローソンチケット 0570-084-005 (Lコード:55454) http://l-tike.com/bbc-ozaki 
イープラス http://eplus.jp/bc-oh/ 
芸術文化センターチケットオフィス 
0798-68-0255 (10:00~17:00 月曜休み、祝日の場合翌日休み)

【東京公演】
チケットぴあ  0570-02-9999 (Pコード:118-156)   http://t.pia.jp/
ローソンチケット 0570-084-003(Lコード:76128) http://l-tike.com/
イープラス http://eplus.jp
楽天チケット https://ticket.rakuten.co.jp/
Yahoo!チケット https://ticket.yahoo.co.jp
キョードー東京 0570-550-799 http://www.kyodotokyo.com/
東京藝術劇場ボックスオフィス 0570-010-296 http://www.geigeki.jp/ti/

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<ClubBBL 会員抽選受付>
Club BBL会員先行抽選受付 ※受付終了しました

ClubBBL会員についてのお問合せ:03-3479-4141

(平日10:00~19:00 土日祝定休)

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<お問合せ>
【東京】キョードー東京 0570-550-799
(平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)

【西宮】YUMEBANCHI 06-6341-3525 (平日11:00~19:00)

 

おざき・東京.ai

音楽の種子、 蘇生する歌。

INTERVIEW 須藤晃(プロデューサー・音楽監督)

                                          interview&text:末次安里

素手も同然で臨んだ『billboard classics 尾崎裕哉Premium Concert-「始まりの歌」-』(2016.9.4@よみうり大手町ホー
ル)、次いで半年と空けずに催された『billboard classics 尾崎裕哉 premium ensemble concert』(同11.27@東京文化会
館)のセットリストを再見していて、《27》という曲名に改めて眼が吸い込まれた。父子を繋ぐ縫い目が透けた。

「父親が26歳で死んだので…26を裕哉はすごく重要な齢と考えていたんだけど、彼も現在28、今度の7月24日の公演当
日(@東京芸術劇場)がちょうど誕生日ですので、尾崎裕哉は29歳になるんですね」
須藤晃氏の言葉を聞いて合点がいった。言わずと知れた尾崎豊や村下孝蔵(いずれも故人)、玉置浩二の音楽制作パー
トナーにして、今回の公演の音楽監督だ。

「つまり、最近の裕哉は“父親が生きなかった齢”を生きているんですね。花の中でも格別美しい花が枯れてしまって、
25年以上の歳月が過ぎた。それでも神様って不思議なものでね…同じ種を持つ裕哉がまた花を咲かせる。尾崎さんが死ん
でから生まれた人たちも25~26歳になり、裕哉の存在に興味を惹かれて、今度は自然と遡って父親にも興味を持つんだ
から不思議ですね」

寺山修司の一首をつい、連想させる。〈向日葵は枯れつつ花を捧げおり父の墓標はわれより低し〉。
次に尾崎豊の墓碑銘を凡そ四半世紀ぶりに想い出させる。〈生きること。それは日々を告白してゆくことだろう〉。

2年前の夏に上梓した自著『二世』(新潮社刊)の終章でこの父の墓碑銘を引きながら、尾崎裕哉は綴っている。
「この世界で生きることにともなうあらゆることに、自分なりの答えを提示していく役割を担っているのだと思う。
強さも、弱さも、正の感情だけでなく、負の感情も、僕は自分の曲に込めて歌っていきたい。」、そして「父親が遺して
くれたこの声で。」と最後を締めている。

2歳で父を失くした彼には面影の記憶が微塵もない。が、容姿の相似よりも「共通する気品」と「仕草や口癖が似ている
のに驚いた」と、須藤氏は語る。
「僕はどんなアーティストに対しても、ひたすらお互いの話をするスタンスで来た。で、僕が熱心に話していると『あ、
なるほど、なるほど』と応じるのが尾崎さんの口癖でね。その父親の記憶もなく、真似しようもないのに裕哉の口癖が
同じだったので驚いた…」
決して読書派ではないのに「どこか思慮深く、哲学者や宗教家の雰囲気を持ち合わせていた」尾崎のほうが時折、13歳
年上で読書好きの須藤を問い詰めた。
「彼はいろいろな質問をしてきましたが、いちばん強烈なパンチで忘れられないのが、“なぜ、生まれてきたんですか…
なぜ、人って生まれてくるんですか?”と訊かれた時。もう、あれには応えようがなかったですよね。でも、裕哉にも
どこか少しそういう面がある(笑)」

父親の後を継いで音楽家になる――裕哉が明確にそう意識したのは5歳時。小6になると豊のベスト盤を128MBのメモリ
ースティックに取り込み、祖父母から贈られた電子手帳で聴きまくった。それまではボストンから一時帰国し、父親の
墓参りの途上で親族がかけるBGMでしか接する機会がなかった。例年、一枚のアルバムが順繰りに選ばれて、墓地に
向かう車中で流された。なかでも裕哉の最初の記憶が『十七歳の地図』だという。

「SEVENTEEN’S MAPというアルバム名は、中上健次さんの小説『十九歳の地図』に出てくる主人公で、団地に住む
新聞配達の
少年のイメージが尾崎さんと似ていたことから発想した。それだけの話で、いわばインスピレーションからの産物なん
ですよ(笑)」そう述懐する須藤氏が、尾崎豊/尾崎裕哉を語る。
「裕哉が考えている以上に“尾崎豊”は日本人の心の中にいるんですね。もちろん、好きな人もいれば嫌いな人もいる。
でも、“嫌い”というのは“好き”と同じことなんですよ、僕に言わせれば。要は全く関心のないという人はいない。伝統
芸能のようなものなんですよ、尾崎豊というのは。その同じ道を選ぶ二世のハードルは高いし難儀だろうけれども、
敢えてそこに走り込んできた尾崎裕哉をやはり僕は出来る限り応援していきたい」

7月24日@東京芸術劇場と8月12日@兵庫県立芸術文化センターで、尾崎裕哉が新たな海図を拡げる。
尾崎印の帆を靡かせる、そのオリジナルな風の強度は、どんな響きで聴衆を揺らすだろうか。(協力 intoxicate)

◆須藤晃 すどうあきら
音楽プロデューサー。富山県出身。東京大学文学部英文科卒。
尾崎豊、村下孝蔵、玉置浩二、石崎ひゅーいらの制作パートナーであり、富山オーバード・ホール芸術監督を務めている。

 

コンサート概要

<主催>
ビルボードジャパン

<後援>
米国ビルボード
TOKYO FM(東京)
FM802・FMCOCOLO(西宮)

<開催日時・会場>
東京:7月24日(火)開演19:00
東京芸術劇場コンサートホール
西宮:8月12日(日)開演15:00
兵庫県立芸術文化センターKOBELCO大ホール

<出演>
尾崎裕哉

<指揮>
栁澤寿男

<管弦楽>
東京:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
西宮:日本センチュリー交響楽団

<合唱>
ソウルバードクワイア

<音楽監督>
須藤晃

 

プロフィール
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尾崎裕哉

Hiroya Ozaki

デジタルネイティブ世代のバイリンガル、
コンテンポラリー・シンガーソングライター。
1989年、東京生まれ。
2歳の時、父・尾崎豊が死去。母と共にアメリカに渡り、15歳までの10年間を米国ボストンで過ごす。慶應義塾大学大学院卒。2016年に、自伝『二世』(新潮社)を出版し、アーティスト「尾崎裕哉」としては初の音源となるDigital 1st Single『始まりの街』をリリース。2020年10月に1stフルアルバム『GOLDEN HOUR』をSMEレコーズより発表。
フルオーケストラとの競演によるビルボードクラッシックスコンサートは2019年5月のサントリーホール、2020年8月には兵庫県立芸術文化センターKOBELCOホールにて開催、そのスケール感ある表現力が高く評価された。また弾き語りツアー「ONE MAN STAND」、バンドツアー「INTO THE NIGHT」と様々なスタイルでのライブ活動を行っている。ラジオ番組「Night Time Dreamers」(FM COCOLO)も担当している。

尾崎裕哉オフィシャルサイト www.hiroyaozaki.com

 

 

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栁澤寿男(指揮)

2005-2007年、マケドニア旧ユーゴ国立歌劇場首席指揮者。
2007年、国連コソボ暫定行政ミッション下のコソボフィル首席指揮者に就任。同年、旧ユーゴの民族共栄を願ってバルカン室内管弦楽団(以下BCO)を設立。ジュネーブ国連欧州本部総会議場をはじめ、ウィーン、ニューヨーク、ベオグラード、サラエボ等でのWorld Peace Concertを開催し、パスカル・ロジェ、ペーテル・ヤブロンスキー、諏訪内晶子の各氏等と協演。2022年10月には、ローマ・パルコ・デッラ・ムジカにおいて、BCOにローマ歌劇場管弦楽団等のメンバーを加え、またコリア・ブラッハー氏をソリストに迎え開催。2019年、コソボの芸術・文化の発展とオーケストラを通した地域和平への尽力により「コソボ大統領勲章(文化功労賞)」を叙勲される。2024年、「日本国外務大臣表彰」受賞。また、ベオグラード国立歌劇場「ラ・ボエーム」やサンクトペテルブルク響、プラハ響等、国内外の多くのオーケストラに客演。現在、BCO音楽監督、コソボフィル首席指揮者、ベオグラード・シンフォニエッタ名誉首席指揮者、坂本龍一氏が音楽監督を務める震災復興のオーケストラ・東北ユースオーケストラ指揮者、京都フィルハーモニー室内合奏団ミュージックパートナー。著書に「バルカンから響け!歓喜の歌(晋遊舎)」。

©木之下晃

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神奈川フィルハーモニー管弦楽団

1970年に発足。1978年7月に財団法人、2014年4月公益財団法人に認定された。神奈川県の音楽文化創造をミッションとして、神奈川県全域を中心に幅広い活動を続けている。

県内各地で特別演奏会を開催し、オペラ、バレエ、レコーディングなどに数多く出演。音楽教育にも積極的で、子どものためのコンサートを各地で開催し好評を得ている。これまでに「安藤為次教育記念財団記念賞」(1983)、「神奈川文化賞」(1989)、「NHK地域放送文化賞」、「横浜文化賞」(2007)を受賞。名誉指揮者に現田茂夫、特別客演指揮者に小泉和裕、常任指揮者に川瀬賢太郎を擁している。

撮影:青柳聡

ホームページ http://www.kanaphil.or.jp

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日本センチュリー交響楽団

1989年に活動を開始し、大阪府・豊中市を拠点に活動するオーケストラ。現在、飯森範親が首席指揮者、秋山和慶がミュージックアドバイザー、久石譲が首席客演指揮者(2025年4月より音楽監督就任予定)を務める。ザ・シンフォニーホールで開催するシンフォニー定期演奏会、ハイドンの交響曲全曲演奏・録音プロジェクト「ハイドンマラソン」に加えて、豊中市立文化芸術センターでの名曲シリーズを展開する。オーケストラ体感コンサート「タッチ・ジ・オーケストラ」をはじめ教育プログラムや地域連携事業にも力を入れている。2024年12月に楽団創立35周年を迎える。
オフィシャル・ホームページ https://jcso.or.jp/

©井上嘉和

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ソウルバードクワイア

東京・大阪・福岡を拠点にゴスペルの本場アメリカより招いた外国人シンガーやプロデューサーをディレクターに迎えて活動している実力派ゴスペルクワイア。
2006年、映画「天使にラブソングを」のモデル校となっているロサンゼルス市、サウスウエストカレッジにてロサンゼルスの7大学のクワイアとの合同交流コンサートを開催、2007年にはグラミーショーアーティスト「カート・カー」を招いてのゴスペルコンサートを行う。
2008年、スポーツニッポン新聞社主催のゴスペルアワードエキスパート部門を2年連続で優秀賞を受賞。
2010年には、大阪城ホール、一万人の第九で平原綾香のバックゴスペルクワイアにてステージに参加、その他東京ディズニーシーのステージ、フジテレビ主催「HOT FANTASY ODAIBA」ゴスペルライブなど、一年通じて全国で様々なイベントに参加している。 2012年、東京ミッドタウンにて今話題のフラッシュモブを成功させるなど新しいことにも挑戦しながら、Jay'ed、土屋アンナなどのライブにもバックコーラスで出演し、ゴスペルを広めるべく精力的に活動の幅を広げている。
https://www.soulbird.jp

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須藤晃(音楽監督)

1952年生まれ 富山県出身
音楽プロデューサー・作家。
1977年東京大学文学部英米文学科卒業。
1977年CBSソニー(現ソニー・ミュージックエンタテインメント)入社。
1996年に独立、(株)カリントファクトリー主宰。
2015年よりオーバード・ホール/(公財)富山市民文化事業団芸術監督に就任。

尾崎豊、村下孝蔵、玉置浩二、石崎ひゅーいらの制作パートナーとして数々の名曲を発表し続けている。

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